ひょんなことから原付二種で新車販売価格が最も安いDio110 JK03型を購入しました。
最近ブログネタになるような事が無かったので、手持ちのJA10型クロスカブ110との比較や使ってみた感想等を書き綴ってみようと思います。
購入の経緯(別に読む必要はありません)
JA10型のクロスカブを通勤の足として使用していたところ、交通事故(物損被害)に遭いました。
カブの修理金額の見積もり費用がDio110の価格を上回ったことからDio110を迎えることとなりました。

- 舗装状態の悪い通勤路でも走行性能が高い14インチホイールであること
- 燃費が良いこと
- 高年式で故障リスクが低いこと
- 車両重量が軽く、取り回しが楽なこと
- カブを通勤の足として購入した際に競合検討候補としてDio110が挙げられていたこと
私が16歳の時初めて買った愛車がAF35型ライブディオZXなんですよね。
だからディオが好き。結局興味があったから買ったという次第です。

スペック
スペックなんてものは私がここに書かなくても調べりゃ出てきますが書かさせてください。
項目 | Dio110ベーシック | カブ110 |
---|---|---|
型式 | 8BJ-JK03 | EBJ-JA10 |
全長 | 1870 | 1945 |
全幅 | 685 | 815 |
全高 | 1100 | 1150 |
ホイールベース | 1255 | 1225 |
最低地上高 | 150 | 155 |
シート高 | 760 | 784 |
車両重量 | 96 | 105 |
燃費 | 59.4 | 62.5 |
最小旋回半径 | 1.8 | 1.9 |
総排気量 | 109 | 109 |
内径×行程 | 47.0×63.1 | 50.0×55.6 |
圧縮比 | 10.0 | 9.0 |
最高出力 | 8.7/7,500 | 8.0/7500 |
最大トルク | 0.92/5,750 | 0.87/5500 |
燃料タンク容量 | 4.9 | 4.3 |
実用してみた感想
まずはしっかり慣らし運転をしました。
たかが原付ですが、大事にできるところは大事にしたいです。
セルの音がしない(特にメリットではないです)
ディオ110はアイドリングストップ機能があります。
その為かなんなのか知りませんが、クランクと同軸上にあるジェネレーターがスターターとなっていて、
セルモーターの甲高い突入音がありません。
そのためかキックスターターはついていません。
バイクが軽い!
分かってはいたけどすごく軽い。小さい。
メリットなのかデメリットなのかはそれぞれと思いますが、カブより着座姿勢でのハンドル幅が狭く、ハンドル高さも低いです。
179cmの私が乗るとほんの少し猫背になります。でもバイクは前首猫背で乗るのがカッコいいからヨシ!
作りがよく完成度が高い(剛性感のある走り)
私が知ってるスクーターは外装の樹脂がガタピシ言ったり、路面のギャップでステムやらフレームの変位が目で見てわかるくらい結構遊びのある作り・設計だった気がします。
これらがとういう意図で設けられた遊びなのかは知りませんが、スクーターってそういうお粗末なつくりかと思っていました(想定製品寿命も短そう)
しかしDio110はバリっとしててフニャフニャしません。新しいから?
メーカーの資料だとプレス成型溶接構造の軽量高剛性フレームと謳っていましたが、
最適化され形状に利のあるものはいいですね。最近の製品ははスゴイです。
フラットなトルク特性で思ったより走る
(具体的な単位はあえて書きませんよ)
通勤で使う経路は北関東でも名高いスピード激戦区です。
シグナルダッシュは必至、直線区間の平均時速は100程度、トラックとの速度差もあり追い越し時の中間加速力を求められます。
これらより小排気量には大変厳しいセクションです。
Dio110は小型軽量な車体のおかげか、スタートダッシュは自動車を大きく引き離し、80くらいまではそこそこ加速します。
少なくともカブ110より最高時速までの到達時間は短いです。
また、80前後での巡航でも余裕のあるトルク感で、立体交差などの登坂でも減速することはありませんでした。なんなら90くらいでも巡航できそう。
これもまたカブ110より優れていて乗りやすいと思いました。
シートが薄すぎる
こんなの乗ってみなくても見た目で分かりますが、シートが体育館の床みたいな感じです。
このバイクで快適にツーリングするわけではないので別にいいですが、慣らしを兼ねて片道50kmほど走ってみただけでお尻が痛くなりました。

普段の通勤は片道20km程度なので困っているわけではありません。
道具として有能 ≒ 趣味の乗り物として面白くない
道具としての有能さを説明すると・・・
特徴のない見た目、フラットなエンジン特性と普遍的なCVT、細くて安そうなタイヤ、静かな排気音・・・
趣味の乗り物に求められる目新しい機能や盛り上がりのある味付けは一切ありませんが道具に徹しています。
これらから『道具として有能』なこのDio110はめちゃくちゃ好み。
このバイクは買いだろうか・・・
私はホンダドリーム店にて最も正規に近いルートで購入しました。
値引きは無し、登録諸費用込みで248,320円でした。

安い中古の原付買って、調子悪かったりして動けなくなっても仕方ないです。
足車の面倒ばっか見て、メインカーを疎かにしてしまったり、私にはそういう経験メチャクチャあります。
アシに使う乗り物は初めにドーンと25万くらい払って、あとはガソリン代とオイル代だけで回すのが時間的にも金銭的にも賢い選択かなと思います。

まあ、道具なので飽きるとかそういう次元ではなく、使い倒したいなと思います。