ロードスターですが、な~んか微妙なクラッチの感触でこんなもんなのか?と思ってしまいました。
貧乏人なので自分で交換することを決意。記録を残しますので是非お読みください。
まずは部品の調達
・クラッチディスク(Exedy品番:MZD107U)
・クラッチカバー(Exedy品番:MZC654)
・レリーズベアリング(KOYO品番:CBU543625J)
・クラッチホース(KTS製 ステンメッシュホース)
・クラッチオペレーティングシリンダー(ミヤコ品番:CC-M242)
クラッチホースは予防整備です。絶対に交換しないといけないわけではありません。
クラッチマスターシリンダーも交換しようかと思いましたが、
社外リプレイス品が無く、純正も高いため諦めました。(シールキットも供給しておりません)

ネットショッピング各社より、ディスク・カバー・レリーズベアリングの3点セットで販売されています。別々で買うより間違いはないのでオススメ。
ページ最下部にリンク用意しました
準備
初めにたくさんついてる補強の棒を外していきます。
赤いのはオートエグゼのモノですが准胝でもいくつか補強のメンバーがありますので、邪魔そうなものは外しておきましょう。

ミッション降ろし・クラッチ交換
パワープラントフレーム(以下PPF)を取り外すにあたってデフが落ちないように固縛用のロープで固定します。
また、詳細な写真はありませんが、ミッションもとりあえず固定します。
シフトレバーを取り外し、ボディに木っ端噛んでロープで固定しました。
写真は既にPPFが取り外されていますが、固定してから取り外してくださいね。

PPFはミッション側4箇所、デフ側4箇所で締結されています。デカい工具でフルパワーで外します。
PPF自体はアルミでできていて10kgもありません。
また、PPFの取り付け位置はミッション側が長孔になっており、調整式の取り付けとなっています。
取り外す前にはナットのセンターに合いマークを付けておきます。

ミッションにはオペチンがついているので取り外してあげて、ミッション-エンジン間の締結ナットを外します。
全部で7本くらい?あったと思いますが詳細は忘れました。
2本くらいボルトナットで留まっていますので忘れないようにしましょう。
また、工具は900mmの長~いエクステを用意しましょう。これが無いと本当に大変。



オペレーチングシリンダのオペとチンでオペチンっていうらしい
ネジが外れたらミッションを揺すって外します。疲れます。

私は高専で培った機械設計の知識を120%活用してミッションジャッキを開発し、製作しました。

正直に本当に危ないので気を付けて作業しました。
クラッチのフェーシング飛び散っててちょっとビックリ。
とりあえずレリーズフォークなどを外して掃除します。そしてレリーズベアリング交換。
飛び散ったフェーシング材は触るとチクチクしますので手袋等を着用して作業します。

エンジン側にあるフライホイールにクラッチカバーとディスクがついているので交換します

クラッチカバー取り付けの際にはヤフオクで売っていたクラッチセンターツールを使いました。
センターツールはフォード系と同じなのでFord Duratec系のモノが使えます。

ミッションはインプットシャフトのスプラインがクラッチディスクに勘合するようにクランク回したりミッション回したりしながらうまいこと取り付けます。
また、オペチンも新品に交換し、可動部には適切なグリスを塗布します。

重いので怪我なさらないように注意ください。
合いマークつけ忘れた方
適当にPPFを取り付けて、デフとの締結箇所は本締めします。デフとメンバーと固定しているボルトは緩めておきます。
ミッションとの締結ボルトは本締めする前にミッションとPPFの締結部をジャッキで持ち上げるといいところまで持ち上がりますのでそこで本締めします。
ミッションの角度が落ち気味だとカルダンジョイントが唸ったりするのでビシっと持ち上げて締め上げましょう。
費用等
私のロードスターは5MTのモデルなのでクラッチ3点セットが2.5万くらい、
クラッチホースが8000円くらい、オペレーティングシリンダが4000円くらいなので…
部品代は4万円程度。
しかし、この他にクラッチスプラインに塗布するグリスやフォークのピボット部分に塗布する極圧グリス、ブレーキフルードなどのショートパーツも使用していますのでお忘れなく。
締め
何度クラッチ交換しても思いますが、
クラッチ交換はクルマ屋さんに工賃払って依頼すべき。疲れます。
自分でやろうとしてる方、一度冷静になってください。
以上となります。
お読みいただきありがとうございました。
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