CVTのミライースで耐久レースに出るのも板についてきたのではないかと思い始めました。
それではレースを始めて3戦目、今回も参戦記録を記していきます。
はじめに
2024年から始めた軽耐久。
春、夏共に目標である完走はできたものの、順位は共にビリ。
毎戦、諸先輩方からのアドバイスや、自分たちで気づいた点について対策を施して、
マシン製作、ドライビング、レース進行の3つの観点で『改善』を繰り返してきました。
今回は参加台数が今までで一番多いクラス8台、
結果としてはクラス3位でチェッカーを受けることができました。
#27 ひまわり組のチームメンバーの吸収力、楽しむ意欲には本当に感謝です。
また、アドバイスや指摘をくださった諸先輩方にも本当に感謝です。
それでは振り返りを下記に記します。
改善点
足回りについて
前回の夏レースではスタビブラケットが車高調と共回りし、タイヤと干渉することで左フロントタイヤがバーストするという不具合が発生しました。

- ヒーローしのいは左回りでかつ縁石に乗るラインが多く、瞬発的な負荷が多かったこと
- 他車種流用のハイレートなスタビを使用していたことでブラケットへの負担が大きかったこと
- ブラケットがストラットのネジ部に取り付けられており、突き上げが緩み方向への負荷していたこと
以上の理由によるものと推測し、スタビを完全に撤去することとしました。
マシンの挙動は多少ロールするようになったものの信頼性を優先することで今回はトラブルなく完走することができました。
次に給油のマネジメントです。
ミライースには純正で平均燃費計が付いています。
この平均燃費計の計算ロジックをメーカーに確認したことと、給油タイミング表を作成しました。


レギュレーションでは1回の給油(20L未満)がレース中に許されていることから、
平均ラップ数、ピットインタイミングなどを考慮しながら無駄のないタイミングで給油を行い、
レース終了時に空になるようなマネジメントができました。
ドライバーとピットでの通信手段について
前回までは手作りのサインボードでピットインタイミングのみ一方的な指示を行っていました。
コースレイアウト上、ピット方向へ視線を送るのが難しいタイミングでサインボードを見ることに・・・

他チームでもBulutooth等のインカムを使用していましたが、
私のチームで通信機器を検討した結果、信頼性の高い特定小電力無線による音声通信を採用しました

結果、ドライバーへ的確な情報伝達ができ、集中したドライビングが可能になったことや、
レース中にドライバーへ激励することができました。
アホか?と思う方いるかもしれませんが、運転中にピットから客観的にレースをみて、
調子いいとか、頑張れとか言ってもらえるのは凄く励みになります。テンションも上がるし、
なによりピットとの一体感が生まれ、楽しいです。
マシンのアップデートについて
以前、車高調のアッパーマウントを設計製作し、ホイールアライメントの適正化を行いました。
これはかなり効果があり、確実にタイムアップにつながりました。
特に高速域でのコーナリングスピードが上がり、チームメンバーからも好評でした。ヨカッタ

また、徹底した軽量化を実施したことで、10kg以上ダイエットできました。無駄なものがたくさんついていました。
燃費、ブレーキ性能、加速性能全てにおいてベースアップが図れたと考えています
(これに関しては明確なデータなし)
当日のレース進行について
前日から雨が降ったり止んだりで路面はフルウエットでスタート。
レース中もラインが乾いてきたり、また雨が降ってウエットに戻ったり、正直怖かったです。

私たちは素人の集まりで、練習も経験も少なく、路面が濡れた状態での走行は初めてのドライバーもいる程です。
タイヤもNS-2Rで他参加者の方からも雨でそのタイヤ大丈夫・・・?と言われるほどでした。
(不安になるからやめて〜〜〜)
安全のためにも無理せず淡々とラップをこなそう、という作戦で走ってもらいました。
指定回数のドライバー交代を済ませ、レース展開を見ながら給油も行い、手に汗握る楽しいレース進行ができました!
ドリフト小僧の血が騒ぎ、ツルツルの路面をツルツル走るのもなかなか楽しかったです。

おわりに
なんやかんやあって・・・
着実にラップを重ね、3位でチェッカーを受けることができました!!!

冒頭にも言いましたが、協力してくれたチームメンバーや、アドバイスをくれた諸先輩方には感謝です。

本当に嬉しかったです。
今回限りではなく、まずは今の順位を守ること、そしてもっと上を狙っていきたいです。