庭のコンクリートを施工します。生コン屋さんから買ってDIYです。

お世話になっております。オタクです。

本日は生コン屋さんにコンクリートを注文し、私と奥様の2名で打設していこうと思います。

オタクなので運動の類はしていませんし、仕事でもマウスより重いものは持ちません。
ドキドキの土間打ち、しかも素人。わたし、どうなっちゃうの~!?

目次

はじめに

オタクの城、我が家のお庭にはガレージはあるものの、基本は締め固めた砕石です。

雨が降ると水溜まりだらけになるし、なんか汚くなってしまうのです。

全面土間コンを打ちたいのですが、さすがに費用的にも体力的にもキツいので、
まずはバイク置き場として単管で屋根を作った8m2ほどの場所を土間打ちしていこうと思います。

当方、土木工事等に関する知識や経験はないので見様見真似になりますが、その辺考慮の上ご覧ください。

打設準備

STEP
測量

施工する範囲や出来上がり高さを決めるために測量します。

と言いたいところですが、単管小屋の土間なので、そんなちゃんと測らないでできなりでやっちゃいます。

また、コンクリートの厚さもなんとなくで10~12cmくらいで、という適当勘定でやります。

STEP
掘削

本来であれば掘削し、砕石を敷き固めますが、
我が家の庭には40-0の砕石が敷き固めてありますのでそのままやります。

砕石は結構色んなとこに売っています。建材屋さんをで1トン2000円強くらいでしょうか。

注意すべき点は、コンクリートの厚さ分地面が高くなるということです。
高さを他の床面と揃えたい場合には掘削等が必要になります。

STEP
型枠施工

私の実作業はここからでした。型枠をしっかり作ります。

私は定尺の合板を長手方向に4等分(約220mm×1800mm)に切って型枠材としました。

STEP
配筋

ホームセンター等でも売っている6mm程度のワイヤーメッシュを敷きます。こんなのです
これはコンクリートのひび割れ防止になるそうです。

ワイヤーメッシュのかぶり厚さを稼ぐためにでワイヤーメッシュスペーサーピンコロと呼ばれる直方体を置いてからワイヤーメッシュを敷きましょう。

ワイヤーメッシュ同士は結束線で固定しますが、ハッカーを失くしたので溶接してしまいました。

コンクリートの手配に関して・値段

素人なのでコンクリートの配合やらなんやら言われてもよくわかりませんが、頑張って注文してみることにします。

まずは、打設したい場所の管轄する生コンクリート組合を探します。
私は栃木県在住なのですが、栃木県にも県南、中央、県北など組合がありますので、打設現場の市区町村を管轄する組合を見つけましょう。

その組合ごとに生コンの値段や、配車指定料金、休日割り増し等の案内があると思うので熟読します。

次に、その生コンクリート組合の中で、打設現場に最寄りの生コン屋さんを探して連絡を取る、という流れです。

私が連絡を取った生コン屋さんのHPには連絡先のメールアドレスが記載があったのでそちらから連絡しました。

連絡内容について

内容は
・打設予定日
・現場住所
・容量
・取り方(一輪車とかシューターとか直接とか)
・車両指定
・配合指定
・氏名電話番号

私の場合、1立米で取り方は直接流し込み、4トン車指定、普通・18・18・25・Nという配合で連絡しました。

また、私は外構屋さんでもなんでもないので屋号なしの個人での対応は可能かどうかもそのメールで確認しました。
(ちなみに個人でもなんでも注文OKで持ってきてくれると仰っていました。嬉しい)

気になる値段ですが、1立米の4トン車指定で2.5万円程度でした。

安いと思いますよね。安いと思います。

生コンの配合に関する説明

筆者

素人が説明するのもおこがましいですが、
配合について学んだことを紹介します。
普通・18・18・25・N』という呪文について解説します。

普通18・18・25・N』の説明

コンクリート種類を示しています
文字通り普通を望むのでこれにしました。
他には軽量コンクリート、舗装コンクリート、高強度コンクリートがあそうです。
ちなみに普通コンクリート以外は課金コンテンツでした。

『普通・18・18・25・N』の説明

呼び強度で単位はN/mm2だそうです。数字が大きければ強いです。
特にこだわりが無かったので、基本料金の18を指定しました。
(強度が高ければ高いだけ割増料金がかかった)

『普通・18・18・25・N』の説明

スランプ値といって柔らかさ(≒水の量)です。
詳しく説明はできませんが、数値が大きければ大きいだけ生コンクリートの粘度が下がり、打設しやすくなります(強度は落ちるそうです)
次頼むときは12か15でもいいかな?と思いました。
本職の方は気温に応じてスランプ値を変えているとか。

公的な工事なんかではスランプ値8とかを指定されたりすることもあるそうです。

『普通・18・1825・N』の説明

骨材の大きさを指定します。
単位はmmで、砂利のふるいにかけた時の基準大きさだそうです。
私が注文した生コン屋さんは20か25か40mmがあり、
なんでもよかったので25mmとしました。

普通・18・18・25・N』の説明

これは紛らわしいのですが、セメント種類の記号です。
コンクリートじゃなくてセメントの種類だよ。
Nなので「普通ポルトランドセメント」です。早強、超早強、中庸熱、高炉などなど、たくさん種類があるそうです。
これも他の種類は課金コンテンツなので普通を選びました。

筆者

詳しくはJIS A 5308 レディーミクストコンクリートという規格に記載があります。
熱心な方は勉強されても面白いと思います。

ミキサー車が来た

生コン屋さんがミキサー車でやってきたにょ

長靴履いて出迎えます。

はじめに注文通りの配合ですということでスペックシートみたいなものをくれました。
素人なのでよくわかりませんがかっこいいので嬉しいです。

ミキサー車が来てからはもう急いで生コン受けて、色々やらんといけないので写真はあんまりありませんが、
しっかり生コンを引きます。クワとかトンボ使って頑張ってやります。
もう翌日全身筋肉痛になるし、息は上がって目はチカチカするし、それでも気合い入れて慣らします。

なんで急いでいたかというと、生コンの受け取りであんまり時間がかかると延長料金がかかったり、コンクリート屋さんが嫌がったりするとかなんとか
(実際に嫌がられるかは知りませんが、延長料金は取られるそうです。料金表に書いてありました)

筆者

結構気合い入れてやったので15分くらいで終わりました。
がんばってよかった。

ここまでコンクリートを広げるのは大変でした。本当に辛かった。。。

ある程度流し込めたら型枠を軽くハンマーで叩いたり蹴ったりしてしっかり端っこまでコンクリートが流れ込むようにしましょう。

生コンを押さえていきます

めちゃくちゃわかってる人みたいな書き方していますが、本当に人生初の土間打設です。
道具も適当に必要そうなものを買い揃えて押さえています。

まずはコンクリートの骨材と言われるデカい砂利を沈めて、表面にノロという水溶き片栗粉みたいなのを出していきます。

アルミスクリードというトンボみたいなのでぺちゃぺちゃやって沈めました。
ぺちゃぺちゃ波を立てるとよく沈みました。多分プロもそうやってやっているかと思います。

素人目に見てもう完璧じゃんって感じしましたが、まだまだ続きます(写真に撮ると汚く見えるね

あとは左官屋さんみたいにコテを使って慣らしていく感じなのですが、コテにもたくさん種類があって、順番に使うそうです。

コンクリートは硬化していく段階で表面に水が浮いてくるので、水が出てきたら慣らして平らにして、またちょっとしたら慣らして、と言う感じで3〜4回押さえていきます。

というわけで、初めは木ゴテっていう、本来は木らしいですけどプラスチックでできた変なコテで大雑把に慣らしていきます。

うまくやるにはとても難しいですが、まあなんとかやるしかありません。

奥様にやらせて俺は見ていました。きれいにやっといてね。

3〜4回の慣らしのうち、最後は仕上げコテというステンレスかなんかのペラペラなコテできれ〜〜〜にします。
これまた難しくて、左官屋さんも土間屋さんもすごいっすわ。体力も繊細さもすごい。

端っこは割れやすいので面ゴテという変な形のコテで面取りをします。形状を維持できるくらい硬くなったらやります。

最後は刷毛引きといって箒かなんかで表面をザラザラにします。
こっちの方が滑らないので綺麗に慣らした後は箒でザラザラにしました。

どう?いいかんじじゃないすか?

使用した道具

中途半端な感じになりましたが、使用した道具を思い出して書きます。

左官鍬

まずは左官クワ。混ぜるのにも生コンを押し引きするにも使います。ないとキツい。

トンボ

次はトンボです。トンボってなんでトンボっていうのでしょうか?トンボみたいな形だから?トンボ工業が作ってるから?
レーキとも言うらしいです。とりあえずこれも生コンを押し引きするのに使います。

送料も高いので色んなホームセンターを探しましたがロイヤルホームセンターにしか無かったです。
カインズ、ジョイフル、ケーヨーデイツーあたりには無かったっす。

アルミスクリード

ぺちゃぺちゃやって骨材を沈めるやつです。ほぼ必須。無いと後悔します。

ホームセンターにも割とあったりします。

マットゲータ

一般名称は知りません。この名前がめちゃくちゃ印象的すぎて好きです。

仕上げコテ入れる際にこれ履いて土間に入ります。これも割とホームセンターの左官コーナーにあります。

コテは、木ゴテ、仕上げコテ、面ゴテの3つ用意しましたが、すみませんがもうちょっと土間打ちできるようになってから人様に見てもらえるようにします。

道具を洗うのにデカい容器があるといいです。
トロ舟というらしいです。

おわりに

こんなですがとりあえず土間打ちました。

今回は1立米ごときでこんなに疲れましたが、1立米練る方が絶対に大変なので生コン屋さんに頼んでよかったです。

次はもっと効率よく打設してしっかりできるようになりたいです。

DIYで適当にコンクリートの打設を考えている方は、まずは少量で一度腕試しした方がいいです。

私は普段仕事ではマウスより重いものを持たないオタクなので大変きつかったです。

また、がんばって平らにしたつもりでしたが、雨の日は少し水溜まりになります。
やっぱその辺プロは凄いと思いました。すげえ

おまけ

型枠は丸3日経って4日目に取り外しました

翌日にはもう立って乗れるくらい硬化していましたが、インターネットの博識者の意見では1週間くらいは云々と言っていたのであんまり早まって乗ったり型枠を外したりするのはよくないでしょう。

端っこまで綺麗に入ってよかった。

そういやコンクリートは乾燥して硬化するわけではなく、水と反応して強度が発現するらしいので、
パキパキに乾燥させるのではなく、表面が触れるくらい硬くなったら水かけて養生してあげるのがいいらしいです。

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