新車で買ったダブルキャブ(我が家のファミリーカー)

突然何かを書いても面白くないので、これまでの背景を書き綴ろうと思います。

現在所有している車輌はいくつかありますが、
今回紹介するのは我が家で唯一新車購入したダブルキャブ型の1トントラック『トヨタ ダイナ』です。

目次

諸元

  • 車台型式 : LDF-KDY271
  • エンジン型式 : 1KD-FTV(3000ccディーゼル)
  • 変速機型式 : R351F(フロア5MT)
  • 全長 : 4430mm
  • 全幅 : 1695mm
  • 全高 : 1975mm
  • 車両重量 : 1900kg
  • 最大積載量 : 1000kg
  • 乗車定員 : 6名

購入の背景(長いです)

このトヨタ ダイナを購入する前に乗っていた自動車は1993年式 V26WG型 三菱 パジェロです。
言わずも知れたパジェロですが、四輪駆動、ディーゼルエンジン、ラダーフレーム、5速マニュアルミッション等々..
自動車が好きなら定番の組みあわせの自動車で、走りもよく、色々弄って色んなところに行きました。
ちなみに、純正オーバーフェンダーを取り外し4ナンバー(貨物自動車)で登録もしていました。

カッコいい私のパジェロの図

私の所有していたパジェロは前期型と言われる機械式噴射ポンプを採用するモデルで、
経年によって駆動シャフトのシールが抜けて適切な燃料噴射ができなくなることが多いそうです。

私のパジェロも例に漏れず、気温が5℃を下回るとエンジンが掛からないようになってしまいました。
リビルトの噴射ポンプもネットショッピング等で出回っておりますが、
値段も12~13万・・・乗り換えの機運になってしまった…といった次第です。

前置きは長くなりましたが、我が家のファミリーカーの要件を下記に記します。

  • ラダーフレーム
  • ディーゼルエンジン
  • マニュアルミッション
  • 四輪駆動
  • 小型車サイズ
  • 4名程度の乗車定員
  • コンテンツ性

──────ダブルキャブしかないのでは??

というわけで各社商用車のカタログを取り寄せ、吟味したところ、条件に合うクルマはダイナだったのでこれになったということです。

自家用ダブルキャブ・ダイナのいいところ

  • 1KD-FTV型エンジン 144馬力・300Nm
  • 実燃費9~11km/L (最高燃費12.1km/L)
  • 前後通しサイズのタイヤ(ハイエースとほぼ同サイズ)
  • PCD139.7 6H(ハイエースやキャラバンと同じ)
  • 商用車としての耐久性・堅牢な設計
  • 長いライフサイクルで安心の部品供給
  • 4ナンバーで取り回しのいいサイズ感
  • 経済的な維持費
  • バッテリーは12V
筆者

トルクフルでディーゼルエンジンの割に結構回る
また、割と燃費もいい。
そして弄るにもカムロードやハイエースの部品が使えたりします。
pivotのクルコンはそのまま付きました。とても便利です。

4ナンバーサイズで6人乗り、積載量は1tで維持費が経済的です。
貨客兼用という区分で自動車税は2万円程度

高速道路料金も普通車同様で走れます。私のダイナは最終減速比4.1で高速巡行も幾分か楽です。
(ちなみに全長4.7mのKDY281等では最終減速比4.4です)

あとまあ、新車で買ったファミリーカーでダイナ???みたいな反応が面白いですね。
トヨタディーラーの営業の方も初めてのパターンだって驚いていました。

ダイナの微妙なところ(ファミリーカーとしての評価)

個人的にフルタイム四駆があまり好きではありません。
センターデフはビスカス式です。

・・・なので、LY152の頃のようにパートタイム四駆が良かったです。
やっぱり副段変速で4Loが欲しい。

筆者

雪道で乗り比べると分かりやすいですが、四駆は基本アンダー気味です。
必要に応じて四輪を駆動させて、基本的には二輪駆動で走りたい、と思いました。

また、林道や急坂、新雪路面に差し掛かった時、ゆっくり走れるというのは非常にメリットがあります。
4Loがあるとクラッチにも優しくゆっくり走れるなあ~~って…というのがオタク的所感です。

ファミリーカーとしてダブルキャブに興味がある方へ

ズバリお答えすると、リアシートは地面からの地上高あります。角度は直角です。
気合いがあれば乗れますが、このリアシートに座って家族旅行はちょっと考えた方がいいです。

また、ラダーフレームにキャブがフロートマウントされているので低級振動も多いです。
そして振幅が大きいです。キャブオーバーは乗り心地が悪い。
やはりトラックなので本当に乗り心地が悪い。

シングルキャブとダブルキャブでエアコンの出力が同じなのであんまり冷えません。
寒冷地仕様を選択してもリア用ヒータが追加されるだけです。コンデンサやコンプレッサはシングルキャブのモノと同じで正直役不足が否めせん。

トラックですので、ミッションも強く出来ているのかイナーシャが強く、シンクロの制動性能が足りていない?ワケではありませんが、優しくシフトしないとギア鳴りします。

ギアレシオもロング気味ですので出足はゆっくり。
変速も各ギアの回転が同期するまでしっかり待つ。キビキビ走りたい方には不適かもしれません。
それかオートマならいいんじゃないでしょうか。

総評

買ってよかったです。340万、といえば高いですが、コストパフォーマンスに優れていると思いました。
RV車としてカムロードを買うより全然安いです。

執筆時(2023/1/12)には既に4万km程、日本中を駆け巡り、北海道から九州まで旅行しました。

また、購入直後の2021年8月ごろにマイナーチェンジが入り、エンジンが1KDから1GDに変更されたようです。
1GDエンジンは排ガス浄化装置が1KDと異なり、尿素水の補給が必要になります。
尿素タンクの増設に際し、2.3mのホイールベース、全長4.4mの車格がが廃止され、
ホイールベース2.5m、全長4.7mの車格しかなくなってしまったようです。

購入時期、車種選択共に言うこと無しの買い物だったな、と自分でも思いました。

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