オタクです。
3Dプリンタの出力不具合を減らすために改造しました。
はじめに
買った当初はそこそこ綺麗に出力できていたCreality Ender3 V2 Neoくんですが、
ファーストレイヤーは問題ないのですが2~6層目あたりでグズグズしてしまって、出力品が汚い。

上の画像ですが、俗にいうエレファントフットとはちょっと違い、2層目以降がブツブツして汚い。
原因の究明と対策を行います。
原因
結論から述べると
Z軸ガイドローラーのプリロードが高すぎて、うまくZ軸方向に動いていないようでした。
純正状態でガイドローラーのプリロードは取付ネジの偏芯カムで調整が効きます。
まずは現状の状態で幾分かプリロードを落として走らせると綺麗に出力ができました。

しかし、プリロードを落とし過ぎるとガタが出てしまいますのでいい塩梅を狙わないといけません。
と思ってあれこれ調整していると、ホットエンドは乗ってる梁が結構たわむんですね。
片側しかドライバが付いていなければ当然か。
気になってしまったので、Z軸ドライバをデュアル化し、安定した出力をできるようにしようと思います。

対策
先述した通りガイドローラのプリロード適正化をした上で、Creality純正アップグレードキットにあるデュアルZドライブキットの組み込みを行いました。

組み込みに関しては簡易的な説明書がありますので特に問題はありませんが、各部取付ネジを緩め調整代を持たせながら組み込みます。
デュアルドライバ用のハーネスも付属しますので純正ハーネスを取り外して組み替えるだけですので初心者でも容易に組み込みが可能です。

結果
組み込み後、Zオフセットを0に戻しキャリブレーションを行い、Z軸オフセットの調整を行いますが、ここで既に違いを感じました。
Z軸オフセットの調整は0.01mmオーダーで指定できますが、ストック状態では指定値に対する変化が微妙だったのに対し、リニアに挙動があります。
実際にプリントしてみますが、各レイヤー間のピッチも落ち着き、綺麗な出力が可能となりました。