オタクです。
ユーザー車検の際に指摘を受けたタイヤ側ドライブシャフトブーツ交換の記録を残します。
個人的な趣向により分割式ドライブシャフトブーツが嫌いなので、こだわりの非分割式ドライブシャフトブーツを使用します。
部品調達
三菱純正のドライブシャフトブーツを取り寄せようと思いましたが、高価で納期も長かったため社外品で家に在庫していたものを使用しました。
メーカー : ミヤコ自動車
品番 : MB-1045
付属品 : ブーツバンド(大径 & 小径)
この他に必要な物
- ブーツバンドツール
- ドライブシャフトグリス
ブーツバンドツールを使わないでプライヤーでかしめる人いますが、バンドが適切に引っ張れていないのでグリスが漏れるなどしますし、水が入ったらベアリングがダメになります。ケチらないで買いましょう。
交換作業
ドライブシャフトブーツ交換作業の経験者なら分かるかと思いますが、グリスまみれで写真なんて取っていられないです。
写真は少なめになりますが雰囲気で察してください。
ジャッキアップ前にドライブシャフトのハブセンターナットの割ピンを取り外し、センターナットを緩めます。(対角30mmのナットです。)
ジャッキアップし、タイヤを取り外し、ストラット締結ボルトを2本外す。
デフオイルも抜いておきましょう。ドライブシャフト抜いたときにあふれ出てしまします。
ナックルがある程度自由に動くなった段階でドライブシャフトを抜きます。
フロントデフに刺さっているインボードジョイントをバールかタイヤレバーでうまくこじるとフリーになりますので知恵の輪をしながら引っこ抜きます。
デフ側のCVジョイントは分解可能(内爪Cリングを取り外して分解可能)な場合が多いですが、ホイール側は非分解になっていることが多々あります。
とはいえ分解しないとブーツ交換が大変厳しいので分解します。

この写真はU42Tミニキャブトラックのものではありませんが、私が交換した際の1コマです。
シャフト側のスプラインの先端にサークリップが付いており、CVジョイントのボールベアリング側に切ってあるスプラインが止まっています。
シャフトを固定し、スライドハンマー等で勢いよく引く抜くと分解できます。
自作SSTを用いて分解しました。ちゃんとした工具を買うと本当に高いのでホイール側のブーツが切れた際には分割式も検討してください。
古いグリスは綺麗に清掃してください。
ブーツバンドを忘れずに入れて、ブーツ、ボールベアリング部にたっぷりグリス。
あまったグリスはブーツの中に入れときましょう。

ブーツバンドツールを使って確実にカシメます。
ドライブシャフトを分解する際は本当にグリスまみれになりますのでペットシーツを敷くととてもいいです。安いし大量に入っているのでゴリゴリ使ってください。
わざわざ書くほどでもありませんがデフに差し込んで、ナックル側スプラインに入れてあげます。
この機会にスプラインの掃除なんかしてあげちゃったり。
締め
前日までに車検整備ということでリフトに載せて下回りのチェック含め一通り目を通したはずですが、ドライブシャフトブーツの破れで不合格になってしまいました。
当日中の再受験はいくらでもできますが、日を跨いで再受験は検査手数料を再度納めなくてはなりません。
皆様もお気を付けください。