マーチカブリオレ 溶接裏ナット 修理

うぐぅ。オタクです。

ボディパネルの袋構造の内側に溶接されているウェルドナットが取れたことありますか?
私は取れました。当然フロアの内側なので手も工具も入らず。

今回はフロアパネルを切開してウェルドナットを取り付け、フロアを戻していく作業です。

目次

どこのナットが取れたのか

K11マーチのフロントスタビライザー取付部分のボディ側溶接ナットです。

当該箇所の図

アルミテープで塞いでいる箇所が取れた場所です。

純正のナットはプロジェクション溶接で取り付けられているナットで、4点の点付けなので力がかかった際に取れやすいのかと思います。

こんなに錆びていたらダメですよね。錆対策もしなくては。

フロアの切開

車内のフロアカーペットを取り外し、鉄板を露出させます。
マーチを含め、多くの自動車にはアスファルトシートやメルシート、アンダーコートともよばれる制振材のようなものが付いていることが多いのでマイナスドライバーやタガネなどで剥がします。

場所を見極めて切開します。私はステップドリルで4箇所穴を空け、エアソーで切りました。

切開したフロアの図

既に画像ではウェルドナットが付いておりますがこんな感じです。
このあと奥様にカップブラシ等でケレン作業をしてもらいました。

位置をしっかり出すために捨ててもいいボルトで一度締結し、その状態で溶接します。
車内での溶接なのでスパッタシート等を用いて養生し、内装部品が燃えないように注意します。

あまりに作業しづらく、汚い溶接になってしまったので写真は控えますが、しっかり溶接し、市販の建築用錆止め塗料を吹き付けて終了です。

フロアの復元

切ってしまったフロアを溶接で元に戻します。

点付溶接の図

切り出したフロアプレートをそのまま持ってきます。
切断したので1mmほどのギャップがありますが、家庭用のノンガス100V半自動溶接機でしっかり溶接できました。

溶接作業の際は固定用の磁石があると捗ります。

塞ぎました

これまた拙い溶接ですが、1mmのギャップがある板厚1.2mm程度の薄板溶接にしては頑張った方かと思います。

溶接個所をグラインダーで慣らし、防錆塗料を吹きつけ完了です。

ここはフロアマットで隠れますので上塗りなしのまま閉じてしまいました。

使ったもの

M10の溶接ナット(5個入りで300円くらいでした)

あとはやる気です。本当に面倒でした。

締め

結構困っている人も多いと思うのですが、こんな修理をインターネットに公開している人は少ないようです。
確かに盛り上がりに欠けますし、見栄えはしませんね。

スバル車のリアトレーリングアームやリアデフマウント部分の溶接裏ナットも外れやすいそうです。
漏れなくフロアを切開する必要があるので、該当する方がいらしたら参考にしてください。仲間はここにいます。

面倒ですが、自動車と付き合う以上、一度は覚悟が必要ですね。

こんな記事ですが最後までご覧いただきありがとうございました。

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